革命家”親父”と地元の焼肉屋にて

こんばんは。

 

COCOROMAN LABO 代表

PUデザイナー

池田健吾です。


【革命家”親父”と地元の焼肉屋にて】

 

反日種族主義の本が25万部を突破しているそうです。

 

それをきっかけに今日は地元で親父と焼肉。

 

私は急用もあり30分ほど遅れて到着したのですが、

テーブルにいる親父に声をかけるなり

 

「俺、うつになった」

 

と口にする親父。

 

色々とやってる人なので色々とあるみたいで。。

本人としても3度目だからそういう資質なんだとプチ悟り。

 

反日種族主義の新聞広告の切り抜きを持って

 

「健吾が言ってたのこれだろ」

 

〇〇主義とかなると、政治色が強いので会話は自然とそっちの方向へ。

 

「労働者階級の革命が最後の革命だと思ってた、、

健吾たちの世代が”これだ”と思う思想ってどんなのなんだろうな」

 

学生運動を経験し、ベルリンの壁崩壊、ソ連崩壊、を見てきた世代。

まもなく70を迎えようとする親父の50年に及ぶ活動は何を見てきたのか。

 

「本当の民主主義、、」

 

と口走った後に続く親父の言葉に耳を傾けた。

言葉に詰まった親父に私は言った。

 

『それをうちのところでは”尊厳民主主義”って言ってるよ』

 

「なんて?」

 

『尊厳』

 

「尊厳、いい言葉だな」

 

そこはかとなく込み上げる涙があることを感じつつ、

決定的に崩壊している親父の中の何かを受け止め、

そのスキマから垣間見える柔らかさと、謙虚さと、理性、知性、に感動した。

 

『俺も学生の頃は家庭の中の親父しか見てこなかったからさ』

 

「暴力ふるったりな」

 

『俺も社会出たり、働くようになって、見えてきたものもあるから』

 

話の最後、親父が願ったのは家族の幸せだった。

親父の理想とするところを聞いた。

夢を託されたように感じた。

 

「うつも良くなってきた」

 

『俺と話すのがよっぽど元気になるよ!』

 

「人は弱いからな、思想がしっかりしてれば良い社会になっていくはずなんだけどな」

 

純粋で満ち足りた一人の少年は義憤に燃え、半世紀の時間を費やしてきた。

その点では親父を尊敬している。

 

愛は、自由から。

自由は、尊厳から。

 

人は変われる。

人は、もっと優しくなれる。他人にも。自分にも。

そう思った夜だった。

 

blog.noh-jesu.com

 

www.youtube.com

 

写真は、平成最後の夏、親父と行った種差海岸にて。

f:id:kengoikeda:20191202003717j:plain

f:id:kengoikeda:20191202003745j:plain

f:id:kengoikeda:20191202003818j:plain

#反日種族主義 #焼肉 #親父 #種差海岸 #尊厳

 

最後まで読んでくださりありがとうございました(^^)